部長ぱずーの

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読まれる文章のコツと書き方|良い文章は頭に動画を再生する

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良い文章は頭の中に動画を再生する、と言って伝わるでしょうか。

もしもあなたが小説を読んだことがあるのなら、頭の中にイメージが鮮明に浮かんだことがありませんか?

極論、そういうことです。

良い文章はまるで物語のように強く鮮明にあなたの頭にイメージを浮かばせます。

 

 

 

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1つのうどん屋さんがあったとします。

そのうどんについて、今からAとBの2つの文章であなたに訴えかけます。どちらが美味しそうに感じるでしょうか。

 

A:うどんはいかがですか?

 

B:北海道の広大な土地で栽培された有機栽培の小麦を使用したうどんの麺を使用しています。北海道の土地は気候の差があり、適度な風が吹きすさび美味しい小麦を育ててくれます。有機栽培により、さらに風味が良い小麦が育ち、生命力に溢れています。それだけではありません。この北海道産厳選した小麦と当社独自の製粉方法により、小麦の香り・味をバランス良く感じられるように努めました。
そんな小麦を機械に頼らず、人の足で踏むことでコシと弾力を備えた麺が作り上げられます。
その麺を直接産地まで出向いて仕入れ静岡県焼津、鹿児島県枕崎、鹿児島県山川からかつお節を使った出汁から作る「つゆ」に入れた瞬間、あなたはどこか懐かしく、しかも気品に満ちている香りに包まれます。
麺はより艶が出て、光を反射するほどの輝きを放っています。
つゆと絡んだ麺を口に含むと今度はその香りが鼻から抜けます。実に心地の良いひととき。麺にしみこんだつゆが口いっぱいに広がり、小麦とかつおが醸し出す味わいを感じることが出来ます。
麺をずるずるずるっと一気にすすり込み、あなたの喉を鳴らし、最高ののどごしを演出します。
そう、私どものうどんはたったのこれだけ。
こだわった麺と、こだわったつゆ。それだけであなたの至福の時間をお届けします。
今までそんなうどんを食べたことがありますか?

 

 

さあ、どちらのうどんが食べたくなりましたか?

 

おそらくほぼ全ての人がBを選択するでしょう。

Bの文章はあなたの経験を思い起こさせます。うどんを食べたことがない人は極めて稀です。もっというと麺類を食べたことがない人はほぼいないでしょう。

 

美味しい麺類を食べたときに経験したことを

  • 視覚
  • 聴覚
  • 嗅覚
  • 味覚
  • 身体感覚

に訴えかけた文章によって思い起こさせています。これらの5つの感覚が人間の経験を構成する要素です。

あなたは常にこの感覚を通して様々な事を経験しています。そのため、この5つの感覚に訴えかける文章は、あなたの経験を思い起こさせ、鮮明に頭の中にイメージを映し出します。

 

先ほどの「うどん」の文章では

「麺はより艶が出て、光を反射するほどの輝きを放っています。」=視覚
「ずるずるずるっと一気にすすり込み、あなたの喉を鳴らし」=聴覚
「どこか懐かしく、しかも気品に満ちている香りに包まれます。」=嗅覚
「小麦とかつおが醸し出す味わいを感じることが出来ます。」=味覚
「最高ののどごしを演出します。」=身体感覚

 

このように全ての感覚に対して訴えかけています。

徹底的に掘り下げ、広げようと努めています。

頭の中に動画を再生させる事は小説家の専売特許のようなイメージがりますが、そうではないのです。

この5つの感覚に訴えかけることで、あなたも読者の頭の中に動画を再生させる事が出来るのです。

 

 

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ポイントは「5感を刺激すること」の他に、「より具体的に描写する」「語りかけるように文章を書く」ことです。

 

 

それを意識して、次の文章を読んでみて下さい。

 

驚きました。布団にいるダニはなんと32万匹!そんなにダニがいるなんて知っていましたか?
疲れ果てて今日も昨日も布団に飛び込んだあなた。それはつまりダニのプールに身を投げたことと同じ意味を持つのです。


ああ、一体何処でどう間違ってしまったのでしょうか。


あなたの1日の生活の疲れを癒やす布団がダニの巣窟だったなんて、絶対に信じたくないですよね。
しかし、これは紛れもない真実。あなたの皮脂をエサにして今日も一生懸命生き抜き、あなたを布団で待ち受けています。

もしも布団で痒みを感じ、体に炎症が起きているならば、それはまさにダニの仕業。
実はダニが活動している限り、布団にしがみついて離れないため、例え掃除機で吸ったとしても、洗濯機で水浸しにしてもほとんどのダニが生き残っているんです。


じゃあ、一体どう対処をすれば・・・。
そう、私はそのたった1つの方法をあなたに提案したくてこの文章を書いています。
ダニを撲滅するたった1つの方法は、布団を乾燥させること。

もっと言うと30分以上の間、60度以上の環境にされしておくことです。
さあ、あなたは一体どのようにして布団をこの環境にさらすでしょうか。


そうだ、天日干しをしよう・・・しかし、実は4時間天日干しをしても80%以上のダニが生きているんです。しかも天日干しをした後にするあの「太陽の匂い」。それ、ダニが焦げて死んだニオイだって、知っていましたか?
実に恐ろしい!何も方法が無い!だからこそ、あなたにこの布団乾燥機をおすすめしたい。
この乾燥機を使えばホースをただ布団の中に入れるだけ。あとはスイッチを押してしまえばあなたの布団はたちまち60度以上の環境にさらされます。


え?ダニを殺すだけなら、結局あなたの布団はダニの死骸のプールだって?
大丈夫、安心して下さい。

今ならこの布団乾燥機に布団用の小型掃除機が付いてきます。

これでダニを吸ってしまえば何も問題はないでしょう?
是非、何ものの驚異にもさらされない、安心した睡眠を。

 

ここに布団乾燥機のリンクがあったら思わずクリックしてしまうかもしれませんね。笑

 

この文章ではより具体的な数字を出して読み手にイメージしやすくさせています。また、「書き言葉」にとらわれずに、話しているように文章が書かれているのが分かるでしょうか。

このように文章を書くことによって、読者の脳をあなたの文章がもたらすイメージで一杯にすることが出来ます。それはつまり読み手を文章に巻き込む事に繋がり、結果として最後まで読まれる文章、バズりやすい文章、リピーターが生まれる文章だと言えるのです。

せっかくあなたが書いた記事を開いてくれたとしても、すぐに「×」ボタンを押されてしまうと、あなたが一生懸命書いた文章が全く意味を成さない、役割を果たさない事になってしまいます。

 

それは最も避けたいことですよね。

少し意識をするだけで驚くほど読まれる文章にする事が出来ます。

是非とも、あなたのブログに活かしてみて下さい。

ちなみに文章の基本とコツにはこんな要素もありますので、興味があれば是非ともご覧下さい。

 

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